おはこんばんちは☆
蟹取Kenです☆
ライトショアジギングなどで青物などを狙う場合は「ベイト」の有無によって釣果に大きく差ができると言えます。
ベイトのいるところで釣りをする
青物は1カ所に溜まってエサを捕食するのではなく、ベイトに居ついて回遊します。
そのため同じポイントで釣りをしていたとしても、その日のベイトの群れの種類、回遊状況や接岸場所によって釣果がかわってきます。
ベタ凪で魚っ気のない海で事故的に釣れてしまうことがありますが、何らかのベイトの群れが目に見えない所に溜まっていて釣れた原因にもなっている可能性があるということです。
小魚の習性、ベイトとなる魚の行動パターンを把握することで青物狙いの軸がぶれにくくなるとともに好釣果を導き出してくれることでしょう!
今回は全国で主なベイトとなる、イワシ、アジ、コノシロ、シラス(マイクロベイト)について行動パターンと攻め方について見ていきましょう!
ベイト① イワシ
イワシは日本海、瀬戸内、太平洋問わず全国各地に生息する青物の大好物のベイトフィッシュです。
イワシの仲間の種類は多いですがベイトになりやすいのがカタクチイワシ、マイワシ、ウルメイワシなどです。
特にカタクチイワシは日本での漁獲量も多く、サーフなどにも青物に追われ大量に打ち上げられている光景を目にしたことがある人はお分かりのようにイワシが集まるところにはたくさんのフィッシュイーターが集まります。
また、鳥山がたっているときなどのベイトもイワシであることがほとんどです。
カタクチイワシはイワシの仲間の中でも10cm~12cmと小さく泳ぐ力が弱く浅瀬に追い込まれやすいです。
堤防や湾内、サーフなど潮通しが良い所では追われて入ってくることが多いカタクチイワシですので見逃すことができないベイトフィッシュと言えます。
イワシのナブラは群れで移動しながら追われるのですが岸で打ち上げられることがあるようにショアからの射程圏内に十分対応できるメリットがあります。
しかし、移動速度も速いため一瞬のチャンスを逃してしまうことにもつながります。
ベイトの居ない所にキャストしてしまった内に射程圏内を逃してしまわないようにポイントを狙えるキャスティングテクニックを身に着けておく必要があります。
ベイト② アジ
アジも日本各地に生息している、サビキ釣りなどのターゲットでも最もポピュラーなベイトです。
アジは根回りに居つく習性があり海底根回りに群れでいることが多い魚です。
そのため、アジはイワシやキビナゴなどのベイトと比べると青物を寄せる力が弱くアジを追って青物が接岸するというより、たまたまイワシを追ってきたところにアジの群れが居て狙われるといったケースが多いでしょう。
また、アジの群れが居ついているポイントではヒラメやマゴチなどが付いていることが多く、ボトムメインに狙ることも有効的です。
アジはイワシと比べて遊泳力が強く、水面まで追われて鳥山がたったり、ナブラが起こったりすることは少ないです。
アジをベイトフィッシュにする魚は渋く、ルアーに反応しないことも。
イワシのように何度も青物がルアーにバイトするということも少なくリトリーブするレンジをその日の状況で見つけ出すことが重要となります。
基本、トップより底から中層を狙うようにします。
ベイト③ コノシロ
コノシロは東北や北海道を除く国内の沿岸に生息する魚で小型の物を「ママカリ」という地域もあります。
体長20cm~30cmになりこの大きさになるとベイトフィッシュの中でも大型です。
コノシロは年間を通して沿岸部に生息していますが、青物のベイトとなるのは秋から春にかけての水温の低い時期になります。
このコノシロに居つく青物はとにかく大型です。青物だけでなくシーバスやヒラメも大型になります。
イワシなどのように広範囲に移動する魚ではなく、大きな群れでポイントに滞在します。数日間いることも。
また、青物が居つくとコノシロはバラバラに逃げ惑うことなく群れで一カ所にかたまって青物を避けます。
水面をよく観察すると分かるのですが、海の色が濃い色で変わっている影を見つけたらコノシロの可能性が高いです。
その影が移動していると間違いなくベイトでしょう。
プレッシャーが高くいまいち反応が悪いときはあえてコノシロの群れにジグを投げ入れて群れを散らして青物の捕食スイッチを入れる手も。
私のホームでの堤防、サーフでは春になるとコノシロの群れが居つくとともに90cmクラスのブリ、シーバス、80cmクラスのヒラメが連日釣れることがあります。
その時、地元のアングラーがみんなやっている裏技があるのですが、わざとスレ掛かりしたコノシロをそのまま放置しておくというもの。
いわゆる「泳がせ釣り」ですが、高確率でヒットすることは間違いないです。
ルアーでの食わせ方の基本としては、ポッパーやダイビングペンシルなどの大きなルアーをゆっくり動かすことが基本となりますが、極端に食いが渋いときは逆にメタルジグをダウンサイズしてシルエットを小さく見せて速巻きからのリフト&フォールで捕食スイッチをつける方法も試してみてください。
マッチ・ザ・ベイトも重要ですが、アクションやサイズを変えての「リアクションバイト」も重要です。
ベイト④ マイクロベイト
シラスパターンともいえる今まで紹介したベイトの中で最も小型になります。
大きさは1cm~5cmのイワシやキビナゴの稚魚です。
これに居ついた青物などはルアーへの反応が悪くなることも多々あります。
水面付近にいることが多いマイクロベイトは遊泳スピードが遅いため小型の青物が付いている場合が多いです。
マイクロベイトに居ついた青物を狙うときはルアーのサイズを小さくしてシルエットを目立ちにくくすることが釣果を得るコツになります。
良い方法としてはもう一つ、「マイクロショアジギング」「スーパーライトショアジギング」などのライトタックルを準備しておくというもの。
3g~7g前後のジグ、タングステンジグで極端にダウンサイズする方法です。
サーフや堤防などのオープンなエリアだと中型青物クラスは釣り上げることも可能になります。
マイクロジグでダウンサイズする方法の他に「トップウォーター系」ルアーで水面の反射を利用してシルエットをぼかしたり、クリアカラーを使うなどして対応していきたいですね。
最後に
ベイトがいること前提の釣りになりますが、高確率に魚が居ついていることも確かです。ベイトとなる魚はな何なのか?素早く見極めて最善の方法で攻めることが釣果を上げるコツではないでしょうか。
海の状況、変化をしっかり観察することも重要ですね!
それでは、好釣果に恵まれることを祈ります♪
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